二酸化炭素消火設備の放出事故の発生について

 令和2年12月22日、愛知県名古屋市内の立体駐車場において、二酸化炭素を消火剤とする消火設備が誤操作により放出され、死者1名、負傷者10名を出す事故が発生しました。 詳しい事故原因については調査中ですが、「建物関係者」、「建物の工事や点検を行う事業者」及び「消防用設備等の点検や整備事業者」の皆様におかれましては、下記の事項に十分留意されるようお願いします。

~建物関係者の皆様~

 消火設備の取扱方法、放出時の対応要領について再確認していただきますようお願いします。

~建物の工事や点検を行う事業者~

 二酸化炭素消火設備が設けられている付近で他の設備機器の設置工事、改修工事又はメンテナンスが行われる場合には、誤作動や誤放出を行わせないよう第三類の消防設備士や二酸化炭素消火設備を熟知した第一種の消防設備点検資格者に立会いを求める等により、設置状況や注意事項の確認をお願いします。

~消防用設備等の点検・整備事業者~

 下記に添付しました「ハロゲン化物消火設備・機器の使用抑制等について」(平成3年8月16日付け消防危第88号・消防予第161号)及び、「全域放出方式の二酸化炭素消火設備の安全対策ガイドラインについて」(平成9年8月19日付け消防予第133号・消防危第85号)の通知内容について、消防用設備等点検等の機会を捉えて建物関係者への周知をお願いします。

平成3年8月16日付 消防危第88号 消防予第161号 

平成9年8月19日付 消防予第133号 消防危第85号

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